新しい料理本を購入してウキウキしております櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
これは大ヒットホームランです。一気に土井先生のファンになりました。
もともと、図書館で見つけて、いくつか作って、それで気に入って買ったので、お気に入りになることは間違いなかったのですが、改めていい!
2012年に発売されながらも、さっき見たらAmazonの和食本でベストセラー1位!さらに、2012年に発売されながらも、古本の値段が全然落ちてない!
これは帯にある通り、ホントに「みなさまに愛されて」ますね。
これがいい:頑張らなくていいこと、が分かる
土井さんは、女性が何でもかんでも期待されていることに違和感を感じていらっしゃって「一汁一菜でいい」という本も出版されています。
仕事をして、子育てして、家事をして、
余裕なんてないのに
「料理を作りなさい」と
言われている人たちがたくさんいる。
さらに旦那のほうが
「いつも最低3品は欲しい」などと言ってる。
現実はお手上げ状態というか、できっこない。
でもどれもないがしろにできない。
そんなふうに困っている人が、
とってもたくさんいるんです。ほぼ日対談:一汁一菜でよいという提案
そんな土井さんのレシピには、やらなくていい手間については、やらなくていい!こだわらなくていい!これでいい!と書いてあります。
これがいい:頑張るべきところも分かる
しかし、そこは土井さんのレシピなので、「手抜き料理」は一切ない、けれど、難しくもないんです。
<土井先生からのコメント>
この本には、いわゆる時短料理、手抜き料理はありません。
だからといって、手が込んだものもありません。
私たちの日常の暮らしに役立つお料理がおいしくなるようにと記しました。
料理の本は道具だと思っています。しっかり使い込んでいただければうれしく思います。土井善晴(amazonより)
味を左右する重要なポイントは、しっかり手をかける、丁寧ににやるように指示があり、どうしてそれが必要なのかきちんと説明がされています。
このような「調理の狙い」が全てのレシピについていて、ほーっ!となります。
納得するので、手をかけよう、気をつけよう、という気持になります。
Cookpadを使っていると、ついつい何でも全部一気にやっちゃう時短・手抜き(それも必要なんだけど)一辺倒になるし、濃い目の味でごまかしてるかな・・・という時も。
家庭料理の範疇で、何を頑張ればいいのかが、本当によく分かります。
例えばこのレシピ。
みんなのきょうの料理:いわしのしょうが煮
ポイントがイチイチ書いてあって、なぜその手順が必要なのか書いてあるんですよね、土井先生のレシピって。
ちなみに「なぜ魚を水洗いして、なぜきちんと水を拭き取るのか。」も、この本にはコラムで解説されています。
これがいい:料理の考え方から教えてくれる
ちょっとネタバレになってしまいますが・・・魚のおろし方はいろんな本やネットの記事に書いてあるけれど「魚をおろすということ」はどういうことなのか、ということもコラムに書いてあります。
こういう根本的な考え方がきちっとしていると、枝葉末節で迷わなくてすむし、迷った時に正しい方に導いてくれると思うので、とてもとても大切だと思います。
魚をおろすことだけではなく、いろんなことについてこの「根本的な考え方」が語られていて、レシピ集を越えた「家庭料理の教科書」ですよこの本!
これがいい:お人柄がいい!
「使命感・自然体」
家庭料理に悩む人達を救いたい、家庭料理という文化を守りたいという使命感。
ほぼ日:家庭料理の大きな世界(糸井重里さんとの対談11回)←超オススメ
そして、ユーモア・ウィットに富み、肩肘張らず、ざっくばらんで、自然体。
twitter:土井先生アカウント
あかん、惚れるわ。
慶應MCC 夕学リフレクション:土井さんの眼 土井善晴さん
いや、惚れるとかじゃない、尊敬。
NHKの料理番組「きょうの料理」で〝神回〟塩むすび
withnews:地味にすごい飯テロ、土井善晴先生の「塩むすび」まさかのCMに
土井先生、最強だわ!
ちなみに・・・本買わなくても、土井先生のレシピはネットにある!
レシピサイトにあるような「◯◯さんのタレ」とか、それってのせちゃっていいわけ?的なものではなく、オフィシャルに沢山あります。アプリも(課金もあるようです)
みんなのきょうの料理:土井善晴(ここにかなりのレシピがのってる気もするんだけど)
このレシピなんて、最高です、土井先生の真骨頂!:落とし卵のみそ汁
テレアサ:おかずのクッキング土井先生レシピ
アプリ:土井善晴の和食(Android版もあるらしい)
櫻田が購入したのはこちら。100個もレシピが掲載されていて、おトク〜と思って。
ちなみに、最初に図書館で借りたのは、献立スタイルで紹介されているこちらの本です。100に掲載されていないレシピももちろんありましたが。
料理の腕を上げたいなら、オススメです、土井先生の本!
新しいレシピ本を買ったら、バッハ君に渡す理由
ちなみに、ポストイットはバッハ君が付けてくれたものです。
新しいレシピ本を買うと、夫のバッハ君に「どれ食べたい?」と本とポストイットを渡します。
で、すぐ作るととっても喜んでくれるし、バッハ君の知らなかった好みが分かるし、こちらはメニューを決める作業が省けるし、いつもは選ばないレシピにチャレンジできるし、一石多鳥(笑)です。
今回、いわしのおろし煮をポストイットしてくれたので作りました。
↓ネギは冷凍してある小ネギですが。
とっても美味しくて、定番入の予感です。揚げ物というハードルを越えられるかどうか!