門前仲町に用事があってぶらついていて、雰囲気の良い甘味処の前を通り過ぎたところ「ここは間違いないよ!」「入っておかないと後悔するよ!」と胃袋の神様が言うので戻った櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
戻ってよかった、入ってよかった、と、胃袋の神様に感謝しております。
久しぶりに、極上のあんこを頂きました。
通り過ぎたものの、戻って、外に出ているお品書きを見る。
あんみつ美味しそうだな・・・でも、お食事もある。ランチ食べてないし、これはいい。
ちなみに、ごまきしめんが人気らしい。
店内のメニューには、さらにたくさんあって、これは迷いますよ。。。
引き戸を開けると、落ち着いた昭和な世界が広がります。
店内は奥に広くなっていて、8卓くらいあったかな。
心に決めていた、クリームあんみつを←この日のランチ
みつは黒と白が選べます。もちろん黒でしょ←なぜ?
あんこがちょーーーーーーー好み!
まずは舌触り。よく練られた(8時間だそう!)こしあんは、なめらかに舌の上で溶け、舌が歓喜します。
かなり甘くて、好きー!寒天を美味しくいただくには、甘くないと困りますから!
さらに黒みつをたっぷりかけて、溶けてきたバニラアイスクリームと一緒に頂きます。
幸せー♪
「甘味処いり江は昭和初期から蒟蒻・寒天の製造を営んでいましたが、昭和45年に甘味処を開店。」
というだけあり、「水を固めただけです」感のある安い寒天とは、全然全く、比べてすみません別物です、本物ですって感じで、違うんです。
よく言い表せません。食べて下さい。
当店で人気No.1のあんみつの寒天は、神津島産と大島産の天草を7対3の割合で合わせ差し水をしながら1時間程煮込み、一晩冷まします。喉越しの良さの中にプリプリッとした弾力があるのに、舌でほろりとくずれ、ほのかに磯の香りがします。
オフィシャルサイト:こだわりとメニューより
寒天を見直しますよ。
さらに、求肥は優しく柔らかく、懐かしいフルーツシロップ漬けと、ほっくりお豆!お豆マニアにもおすすめですよ。
ほんと、久しぶりに本当に美味しいあんみつを頂きました。
最近、見た目が華やかであれば、それでいい傾向がありますからね・・・。
「いり江」という屋号は、沖に出た船が戻ってきた時にホッと一息つける、そんなお店にしたいという意味合いからきています。」
オフィシャルサイト:店舗案内より
平日14時を過ぎた店内は空いており、近所の方と思しき上品なご婦人が、手がいくつあっても持てないほどのバッグを作った、全て着るのに何日かかるか分からないほどのセーターを編んだ、という話をされていて、それでもまた、ユザワヤだか日暮里だかに買い出しに行っちゃう、という話で、穏やかに楽しそうに盛り上がってらっしゃいました。
それがまた、なんだかいい雰囲気で。
あんこの美味しさに興奮しながらも、のんびりゆったりとした時間で、すっかり長居してしまいました。
美味しいあんみつと、いい時間を、ありがとうございました!