四谷三丁目ってどうやって行くのよ・・・丸の内線?えぇ、面倒だなぁ、でもフルーツが櫻田を呼んでいる・・・ということで行って参りました四谷三丁目にあるフルーツパーラ「フクナガ」さん。ちなみに駅からは2分かからないです。
これはまたスゴイです、見た目じゃなくて、なんていうんだろう、採算とかじゃなくて、フォトジェニックとかじゃなくて・・・フルーツを美味しく味わってもらうために精魂込めて作られた、フルーツ好きのためのフルーツ好きによるフルーツパフェ、的な。
フルーツパフェ好きなら、これは経験しておかないといけません。
また、フルーツやパフェそのもの以外も、櫻田的にはツボが多かったので、長々とレポして参りたいと存じます。
なかなかパフェ本体が出て来ませんが、しばらくお待ち下さい。
★
さて、このパーラーに行こうと思ったのは、美味しいものを知ってる友人のレコメンドがあったから。
先日「パフェ通信」というタイトルのメールを受信。そんなメルマガ受信してないぞ?
>かなり硬派なパフェで華やかさがないんだけど、
仲の良い友人からのタレコミメール。この件名をつける友人のセンスが好き。
果たして、店構えがツボに入り過ぎてやたらと写真撮って来ました。うーん痺れる!さすが長い付き合い!
バッハ:このシブイ外観推し・・・そやつ、なかなかお前のことを分かっておるな。
多分、この写真上下2枚だけで一本記事がかけるくらい、語れる。たまらない。↓だけでも、ドアの丸い取っ手とか、タイルとか、ひさしのストライプとか、ピーポ君とか。
「f」ビルってことで、フクナガ家のビルなんですかね。
1階が果物屋さんで、2階がフルーツパーラー。
エレベーター前。この緑の縁取りだけで一杯飲めるくらい、好き。あと、ローマ字が加えられているところも。
土日は行列だし早く終ってしまうらしい。そして、行列の様子はtwitterで店主から情報が流れるようなので、参考にされると良いかと思います。
フルーツパーラーフクナガ@fruits_fukunaga
店へと続く階段には、椅子やフルーツに関する資料があって、待っているお客さんを想う気持ちを感じます。
平日の16時頃行きましたが、それでも一瞬待ちました。
で、お店の外で待っていて気になったのは、その張り紙の多さ!
さらに大きく香水付け過ぎNG。大きくバッテンついてます。
いやぁ、すごい。
それだけ、フルーツを心ゆくまで最大限に味わってもらいたいという、店主の強いこだわりと、フルーツを愛するお客さんへの気遣いなのだと思います。
しかし、なんか緊張します(笑)
で、緊張しながら店内へ。
案内して下さった若い女性の方は、親切で優しく怖くなくてホッとしました(笑)
窓際には子連れの方優先席と書かれた席もあり、ルールをきちんと守れば、とっても優しいお店のようです。
で、現在2017年6月は、チェリーパフェがシーズンメニューとしてオススメだそう。迷いなく(ウソ、定番とすごく迷った)チェリーパフェ。
昭和の雑誌に掲載された宣伝、っぽい写真がいい。
そして店内にも通話NG等があちこちに貼ってあります。
このボート等、至る所にかわいい飾りつけがしてあります。ちょっとアメリカンも感じる雑多な感じ、でも主成分は昭和・・・そう、アラレちゃんワールドをなんとなく想起させる感じなんです。いや、学校の職員室、違う、近所の手芸好きなおばちゃん家、いや、近所の常連しか来ない喫茶店だ!
うーん、ここだけじゃ伝わらない・・・
そこは食べログの内観写真で
キッチンの辺りがそんなキッチュワールド全開だったのですが、何せ一人でルール厳しめのお店に入って緊張してたので(いや、皆さん和やかにお喋りしてましたし、大丈夫ですよ)、写真撮らせて下さいとは言えず。
★
はい、長々とパフェと関係ないこと喋ってしまいましたが、チェリーパフェ到着!
凝った盛付けではありませんが、このツヤツヤと輝くアメリカンチェリー以上に、美しいものがあると言うのか!
シンプルに美しい。そして、激しく美味しそうです。
クリームの上に、おいし〜いアメリカンチェリーが5つ乗ってます。この乗せただけ感が、いい。
1個ずつ、ちょっとクリームやシャーベットが付いたまま、味わいます。
アメリカンチェリー、う〜ん、グレイト!(ケッログコーンフロストへのオマージュですが、コーンフレークは入っていません)
で、さらに、特筆すべきは中身ですよ奥さんっ!
クリームの下には、アイスクリームと、アメリカンチェリーのシャーベット、そして、半分に割って種を取ったアメリカンチェリー、それだけなんです。
カサ増しのためのコーンフレークとか、余計なクリームとか、甘過ぎるソースとか、いろんな味のアイスとか、そいうの一切なしです。これは、アメリカンチェリーを最高に味わうためだけに存在するんです。
シンプルイズデリシャス!
いやそしてこのシャーベットが美味しくてねぇ。
それもそのはず、マスターが一つずつ本物の、ピュレとかじゃないアメリカンチェリーを煮てから、シャーベットにしてるんですから。手間かけ過ぎです!すごい!
お店はお休み頂いていますが、マスターは今日も仕込みです🍒
今は中までマホガニーレッド、飾りのと同じ、濃い味チェリーを半割りして種を取り、軽く煮てシャーベットを作ります
パフェに乗っている生の🍒より、シャーベットの方が沢山の🍒です…20人分で、大体230個位チェリーを半割りします pic.twitter.com/jSTp8182gQ— フルーツパーラーフクナガ (@fruits_fukunaga) 2017年6月11日
いやぁ、そのシャーベットがアイスクリームと絡んでですね、そして生のチェリー・・・あぁ・・・・・・(しばらく恍惚とさせてください)
あぁっ!(一人で食べたので、その感動をその場で言葉で共有することができず、ひとり目をつぶって悶える感じを現場からお伝えしました)
パフェというカテゴリーに置いといてはいけないような気がしました。別格ですね。
店主のフルーツへの愛とこだわりが隅々まで充満しているのは、多店舗展開するでもなく、量産するでもなく、小さなお店一軒(30席くらいだと思います)という規模を守り通しているから出来ることなのかもしれません。企業になってしまったら、きっとこの贅沢さは守れない。
さあ、混じりけなしのフルーツへの愛を、その目に舌に胃袋に感じたいなら、フクナガへGO!
ただ、香水、携帯通話、長居、大荷物等にはお気をつけ下さい(twitter等を良く読んでみて下さいね〜 @fruits_fukunaga)
定番の、フルーツパフェ、キウイパフェも食べてみたい・・・ので、またお伺いします!
2度目の訪問レポはこちら。
2018年2月28日:フルーツ愛とこだわりが詰まった唯一無二のパフェ@フルーツパーラーフクナガで幸せ♪