今年の誕生日ディナーは、日本におけるフレンチの王道、伝統のアピシウスに行って参りました櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
レカンはまだ工事中、ロオジエは目標を達成した時のご褒美に自力で行くという願掛けをしていて、さて今年はどこにしようかなと。
モダンフレンチもいいかなと思ったのですが、クールでスタイリッシュな場所よりも、クラシカルな重厚さのある場所の方が、昭和な我々は落ち着くし好きな気がして、それならアピシウスを置いて他にはないだろう、と。
果たして、お料理はどれも正当派に美味しく、ソムリエさんは楽しくベストなワインを注いで下さり、スタッフの方々は、美しい身のこなしで完璧なサービスをしながら、ユーモアを交えて高級店に慣れないふたりをリラックスさせて下さる・・。
最高に美味しい時間を頂きました♪
あと、忘れてはいけないのは、クラシカルで風格のある内装、生い茂る程に活け込まれたお花とグリーン、そして贅沢に飾られた絵画、調度品の数々。
その場にいることが、とても贅沢に感じられるトキメキの空間でした。
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最初に写真の可否を伺ったら、どうぞどうぞ沢山撮って下さいとのこと。
お料理を運んで来て下さって「オープン!」を二人分同時にして下さる度に「写真撮りましたか?」「この角度で、どうですか?」と、ついつい撮影を忘れがちな櫻田を全力でサポートして下さいました。
ということで、今回は沢山写真を撮りました。
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名物、アンチョビのスタッフドオリーブ。
オリーブはそれほど好きではないバッハ君が「初めてオリーブで美味しいと思った。これならワインがいくらでも飲める」と大絶賛。
バッハ:でも、ここでいい気にになって食べ過ぎたら負けだからな。
こずえ:うん、分かってる。最後のケーキまで辿り着けるように、ペース配分しないとね。
バッハ:よし、分かってるな。お、こずちゃんの大好きなパンが来たぞ。一つにしとけよ。
こずえ:念のため二つにしておくっ!
バッハ:・・・42歳になっても学習しないようだな。今宵も負けが見えてきたぞ。
こずえ:42歳をなめるなよ!
バッハ:お、なめ猫のご登場か?
という、グランメゾンに似つかわしくないアホな会話を繰り広げながら、アミューズ。
うふふ・・・と笑みがこぼれます。
とにかく、スープ、ソースの類いがたまらなく美味しい。もう、お皿をなめ尽くしたい←やめなさい
で、ホワイトアスパラガスの、オランデーズソース。この前櫻田が失敗したやつです(卵入のソースで、加熱し過ぎてスクランブルエッグになってしまった→去年のクリスマスディナー)クリーミーなソースが美味しいよぉ・・。
バッハ:この貝の量はヤバイぞ。タンパク質はボディーブローだからな。こずちゃん、控えて!
ということで、バッハ君に多少配給しつつクリア。
さらにお魚料理。カナダ産オマール海老のポシェ。これまたソースが・・・。
メインのお肉。バッハ君は子羊の骨付き背肉のポワレ。
櫻田は、鴨胸肉の燻製。マンゴーソースが・・・あうぅ・・・美味。こういう組み合せって、もう、ひっくり返ってもできない。
パンもおいしかったのですが、頂く余裕があまりなかったのが心残り・・・。
そして、メインが終り後半戦スタート!
最初はチーズワゴンの攻撃。選びたい放題。
何をお願いしたのか覚えていない・・・フロマージュブランとハチミツが、何とも美味しく、さらに・・・
合わせて選んで頂いた貴腐ワインとのマリアージュ♪←言いたかった
お次は・・・デザートワゴン♪
しかし、もう胃袋にスペースはございませんが、詰めて頂きましょう。
お誕生日おめでとうございます!と♪
ちなみに、アイスクリームとシャーベットが、これまた美味!
お腹を圧迫しない軽やかな口溶けを爽やかに満喫しつつ・・もう、ダメだわ・・・と、再び襲い来るワゴン!
きゃーーーーーっ気分はマリーアントワネット♪(なぜ?)
42歳櫻田こずえ、売られたケンカは買うぜ!
と、バッハ君にクスクス笑われながらオーダー。本当は全部食べたかったくらいで、これでも頑張って厳選しました。
焼き菓子が異常に美味しいんですが、焼き菓子はお腹を非常に圧迫するんですよね・・・。
しかし全てをニンマリお腹におさめ、コーヒーも頂きました。
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アピシウス、ものすっごい居心地が良かったです。
まず、ソムリエさんの「わたくしたち液体担当にお任せ下さい!」に始まる、ギャグを交えた頼もしい液体ガイド!
ワインの選び方指南をして下さりながら、我ら素人の感想や好みを上手にヒアリングしてワインを選んで下さいます。
そして、スタッフの方は皆さま引き出し豊富で、お料理や調度品について質問すると、ユーモアを交えていろいろなお話を聞かせて下さいます。とっても楽しい。
そして皆さまとってもチームワークが良く、スタッフの方同士のやりとりも、見ていてとても気持ち良いものでした。
身のこなしの美しさは流石で、「美しいですね〜」とうっとりしていると、サービスを美しく見せるコツまで教えて下さいました。
もっと洗練されて、知識も経験も豊富な「サービスしがいのある客」を目指して、今年こそワインを勉強・・・(毎年言ってるので、何の説得力もないですね・・・)
あぁ、本当に幸せな空間でした。そうそうディナーには伺えませんが、ランチは是非!
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バッハ君、今年も素敵なお料理と時間を、本当にありがとうございました!
#しつこいっつーの。
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オフィシャルサイト:アピシウス
一休からポイントをゲットしつつ予約:アピシウス
ちなみに、お手洗いも徹底してクラシカルな雰囲気を維持してます。美しい!
最後に「お車のお手配は・・」と聞かれたそうですが・・・えぇ、マリーアントワネット気分のまま地下鉄乗って帰りました。