大変久しぶりに、銀座レカンでお誕生日ディナーを頂きまして、大変ご機嫌な櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
日本を代表するグラン・メゾン、老舗フレンチのレカン!
ノンアルコールペアリング編、お料理編に続く、ファイナル!デザート編です。
前編:お誕生日はグランメゾン「銀座レカン」でフレンチを★ノンアルコール・ペアリングに驚きの連続編
中編:お誕生日はグランメゾン「銀座レカン」でフレンチを★めくるめく食材とソースの小宇宙に悶えるお料理編
デザートは4度やって来る♪
お口直しの小さなデザート
上に乗っているのは、シュワシュワした泡!
口に運ぶと、抱き込められた炭酸が弾けます・・・ドンパチ程じゃないけど(笑)
ま、発想が庶民だな。
すっきりしたアイスと、グラニテで、お口直ししたところで・・・
アニバーサリープレート
嬉しい嬉しい、お誕生日プレート~♪
小さなシャルロットケーキに、野の花がちりばめられたような、軽やかで愛らしい一皿。
ろうそくを吹き消して、拍手を頂くのは、何歳になっても嬉しいものです☆
そして、本当に軽やか!
以前はズシーンとチョコレートケーキでしたから。
#お持ち帰り用(食べ切るのに3,4日かかる)
器は変わらないけれど、雰囲気はだいぶ変わりました。
どちらも良さがあります。
季節のデザート
こちらがデザートのメイン。
2種類だったので、1種類ずつお願いしました。
抽象画のような美しい一皿。
全体的に甘さや重さが抑えられていて、お料理の感動を上書きしない感じです。
こちらは、エディブルフラワーが添えられた、おとぎ話のような一皿。
アイスクリームが、確かラムレーズンだったけれど、甘みが少なくて、さっぱりしていて、大人の美味しさに興奮!
ハーゲンダッツのラムレーズン常食者としては、衝撃でした(笑)
★
以前は「ワゴンデセール」で、ワゴンに沢山ケーキが乗せられて来て、食べ放題!でした。
(お腹いっぱいであまり食べられないんだけど、無理して詰め込むw)
量はもちろん少なくなりましたが、むしろその方が一つ一つを味わうことができるし、どうしても盛り合わせって見た目の美しさは犠牲になるし。
あの、ケーキビュッフェの「心躍る」感じは、何にも代えがたいプレシャスなんですけど、時代的にも量で勝負!じゃないですね!
ミニャルディーズ
「宮殿に住むお姫様の宝石箱」みたいなのが運ばれてきてね、次々と引き出しが開かれては、歓声が漏れる・・・一番上はライトの演出!やり過ぎ感が好き★
明かりを消した方が映りが良いでしょうと、消してくださいました。
大好きな焼き菓子と、チョコレートが沢山♪
いやもう、ほんと宝石箱!
チョコレートは、高級チョコレート店で1個ずつ売ってるクオリティ。なんと贅沢な・・・。
サブレは10個くらいお代わりしたかった・・・お腹が空いていれば!
生キャラメルだけ遠慮して、その他全部頂きました♪
ケーキ食べ放題(ワゴンデセール)の後は、嬉しい苦行ですらあった(笑)こちらの宝箱ですが、今回は、ほぼ全種類制覇できました♪
↓2014年の写真
そうそう「レカン」は「宝石箱」という意味だそうで、この宝石箱は改装前から変わらないそうです、良かった♪
珈琲を頂きながら、ゆっくり頂いていたら、いつも通り2時間半経過。
コーヒーカップも美しかったのだけれど、撮影し損ねた・・・ソーサーの一部のみ。
アルコールがないから、もっとパパっと終わっちゃうかと思ったけれど、多彩なノンアルコールペアリングもあり、充実した時間を楽しむことが出来ました。
変わるもの・変わらないもの
今回、2014年以来、改装後初の訪問だったので「変わった」所が目立ちました。
テーブルフラワーが「コケ」の小宇宙!これもモダンに衣替えしてこそですね。
シェフももちろん変わっていて、お料理もとても変わったし、頼りにしていた、いつものソムリエさんもいらっしゃらなかった。
特に内装の変化は分かりやすくびっくりしましたし、以前の重厚な、ちょっと古めかしいデザインを懐かしんでしまいました。
でも、変わるもの、変わらないもの、どちらもあってこそ、永く愛されるグラン・メゾンであり続けることができるというもの。
レストランの自己主張だけではなくて、あくまでお客様が主役!と、サービスだけでなく全てから感じられるのは全く変わらず(帝国ホテル同様)、本当に居心地が良くて、やっぱり最高のレストラン♪と感じました。
↓昔の庇はなくなってしまったけど、
以前と同じように、私たちが雑踏に消えてしまうまで、ずっとお見送りをしてくださいます。
慣れないので、毎回ソワソワしてしまいますが、見えなくなりそうなところで一度振り返ってお辞儀をして、お姫様タイムの幕切れとなりました。
贅沢で幸福な時間を、ありがとうございました!
オフィシャルサイト:銀座レカン
2021年6月現在、ランチは一休から予約できるみたいです。
レカンでの記念写真を振り返る
自宅に戻って、レカンで毎回頂く記念写真を見返してみました。
バッハ:二人とも若いねぇ(笑)
改めてこうして眺めてみると、感慨深い!
・・・そういえば、37歳の時(結婚前)のブログには、
乾杯のシャンパンに指輪は入っていなかったし、
銀のお料理カバーをオープンしても、指輪の入った箱は出てこなかったし、
もちろん、結婚しようとか、したいって言葉もないし、
愛してるよっとかのキザなセリフもないし、
最後にバラが一本渡されたと思ったら、お店のサプライズだったし(笑)
恋する毛穴~太陽のRingではなくダイヤのRingが…
とか、バッハ君がそんなことするワケないだろ的なこと並べて、嘆いていました(笑)
その数か月後、しびれを切らして、櫻田からプロポーズしたものです、はい。
もう、その辺の記事は残っていないけれど、リアルタイムで読んで下さった方もいらっしゃる、かな?
ロブションやアピシウス等、いろいろなレストランに行くのも楽しかったけれど、こうして、いつもの場所で年を重ねて行くのはいい、私たちに合ってるなと、改めて感じた46歳の誕生日の夜でした。
改めて、バッハ君、素端らしい誕生日のお祝いを、毎年ありがとう☆