京都旅行3日目最終日のランチは、楽しみにしていた白川たむらさんでのランチ♪
今年2014年の6月にオープンした、新しい和食割烹のお店。
洋の手法を取り入れた斬新な京料理、という触れ込みに、ワクワクしながらお店へ伺います。
店構えは京都の一般的な感じです。
こう、奥にひっそり店名を出すというのが、とても京らしい(櫻田感覚)
カウンターに座ると、正面には坪庭の景色が美しい。
まずは、とビールを頂くと、ビール受けには松の葉が。粋だわ〜。
心がときめきます。
最初に申し上げておきますが、これで3,900円+消費税とか、あり得ません!
何ですかこのコスパの良さっ!良過ぎですよ奥さんっ!
京都にお越しの際は是非!
で、はい、お料理レポ参ります。
グラスの中にはさくらチップの薫製で作った煙が充満されていて、
ラップのようなものでフタされた表面を叩くと、
一つだけあけられた穴から、煙が輪っかになって出て来るという仕掛けつき!
このファンキーなグラスといい・・・そうそう、チューブはチョコレートが入ってます。
上には、キャラメリゼされたポップコーンと、チーズ?と、何かのお豆・・・
ほんと、アミューズといった感じの、驚きの一品目です。アミューズっておっしゃってたかな。
これは期待しちゃいますよね♪
「ぐじ」って何だろうと思って調べたら、
京料理には欠かせない白身魚だそうで。それと、お豆腐と、お茄子だったかな。
お次は穴子のカナッペと、マスカットの和え物と、
焼き芋に見立てた・・・シュー生地のようなものだったんだけどな・・・
ココアのかかった甘い一品でした。
紅葉した葉っぱの上に乗せられて、秋の風情がたっぷり!
そして、新聞紙にくるまれた焼き芋・・・本当に作りが細かい!
繊細というか、女性の手仕事のような。
大将、実は女性ですか?←違います
ビールの次は日本酒。
沢山のグラスから好きなものを選ばせてくれます。
これも女性好みのサービスですよねぇ。楽しい☆
そして、お待ちかねのお造り!
右側のミニ丸底フラスコに入っているのは、ゆずドレッシングで、
それを自分でかけて、サラダのように頂く、とのこと。
もう、見た目はお刺身パフェですよ!
カニだったかな、から始まって、思いがけないコンビネーションが、一口毎に変化していって、
底には、マグロとアボガドの角切りが入っていて・・・実はボリュームもたっぷり。
ほんっとに、女性心をくすぐられるお皿の数々に、楽しくなって来ちゃいます。
焼き物
このパプリカみたいなのは、満願寺とうがらしという、
大きなししとうみたいな京野菜で、緑が一般的なんだそう。
でも、赤くなるまで熟成させると甘みが増すので、赤のものを使うのだそう。
こういったマリネにピッタリのフルーティーさでした。
そしてね、いやぁ、ここを大絶賛するのもどうかと思うんですが、
ご飯がすーーーーーーーーーーーーーーっごく美味しかった!
京都のお米を、京都のお水で、土鍋で炊いたもの。
全国のお米を試したそうなんですが、やはり京のお水には京のお米が合う、
という結論になったそうです。地産地消、素敵だわっ。
炊き加減も最高で、一粒一粒が、外はすこーし歯ごたえが残り、中はふわっと。
かむ程に味わいが口に広がる・・・あー言葉じゃ伝わらないこのお米のおいしいさ!
ゆやまでの栗もそうだけど、シンプルなものにこそ、料理人の気持ちが、腕が、違いが出る、
そんな気がしました。
ご飯はもちろんおかわりできますので、是非お漬け物と一緒に味わって頂きたい。
さらに・・・・・何ですかこの女の子のためのスイートな世界はーーーっ!
もう、お腹いっぱいだけど、しかり別腹が開きます。
マロンのパフェ的なもの、何かのアイスに、赤ワインとぶどうのグラニテ。
リンゴのなんだったかな・・・・冷菓子。
さらに、アーモンドチュイルに、洋梨のマドレーヌなんて、
バター小麦粉砂糖好きな櫻田はノックアウトです。
櫻田:これは女性のパティシエさんが作ってらっしゃるとかでは・・・
店主:いえ、僕がすべて作ってるんですよ。
櫻田:大変失礼いたしました・・・いやぁ、あまりに繊細でかわいらしい世界感に、つい・・
お料理もとっても可愛らしくて細やかな作りで・・
もう、どのお皿にもどこか女性的なセンスを感じてしまいました。
店主:そうおっしゃって頂くことが多いんですよ。
実際店主は女性をターゲットとして考えられているそうです。
確かに量についても苦しくなるほどではないし、女性向きな感じがしました。
アンテナの高い女性の方に来て頂いて、その方がお友達を連れて来て下さって・・・とのこと。
★
ランチタイムで団体客も入っているのか、皆さまとっても忙しそうで、
あまり会話をたのしむ余裕はない、話しかけにくそうな感じでした。
店主がカウンターにいる時間も少なく、見えない厨房での作業が多いのは残念でしたが、
しかし、この整えられた美しい空間でゆったりとした時間を愉しむのも、アリかもしれません。
帰る頃には一段落したようで、少しお話を愉しむ時間もあり、
昼間はどうしても忙しくなってしまって、
ゆっくりお話もできずに申し訳ございませんでした・・・
是非次回はゆっくりお時間をおとりできる夜に!と、さりげなく営業も(笑)
それが全く嫌みはなく、東京に帰ってからも、
バッハ君から「またあのお店に行きたいね、今度は夜で」というリクエストが入りました♪
とにかく、オススメ、超オススメのお店です!
■ 白川たむら
・オフィシャルサイト
http://shirakawa-tamura.hp.gogo.jp/
祇園のお箸で食べるフレンチ:レストラン田むら
http://r-tamura.com/
の、いとこに当たる方が、白川たむらさんの店主、だそうです。
・食べログ
・お手洗い情報
新規開店のお店ですから、とってもキレイです。
お手洗いにもさりげなく椿の枝が。
和風モダンで、そしてすべてが新しく清潔です。ピカピカ。
ホテルのようにミニタオルが用意されているのも気持ち良いです。
・本日のお会計
3,900円のランチコース(こちら1種類のみでした)+外税で4,212円
瓶ビール1本、日本酒1合で、1万円くらいだったかな・・・記憶が・・・
・美人度
美人に見える度★★★★☆
美人になれる度★★☆☆☆
セレブな気分度★★★☆☆
カウンターのお席がある空間は、とても素敵なつくりで、照明もランチタイムでしたが控えめで、
カウンター席の部屋は「卵の殻に包まれたような」というご主人のコンセプトを建築家の木島徹さんが土壁と無垢の木で形にされ、アーチを描く天井が印象的です。
All Abouthttp://allabout.co.jp/gm/gc/446838/
という美しい空間。キッチンでの作業丸見えタイプではなく、
最後の仕上げ程度なカウンター作業で、
インテリアもスッキリ洗練された、スタイリッシュな空間。
美人度は高いです。
夜はまた別なのかもしれないですが、
それが物足りない方もいらっしゃるかもしれません。
是非次回は夜に訪れて、
飾らないお人柄の素敵な店主の、料理と会話を愉しんでみたいです。
でも、予約の取れない店、とかにならないでねーーーっ!