倉敷の美観地区を訪れる乙女は必ず寄らねばならないカフェ(櫻田調べ)、エル・グレコ。
この外観にうっとりするならば、大正ロマンという言葉に反応するならば、乙女認定です。
ちなみに当方、43歳の乙女です。
あぁ、一面蔦の這う壁、赤い庇、白い扉、蔦に埋もれる古い窓・・・これをロマンと言わずになんと言おう!
自転車に乗ったはいからさんに、この前を駆け抜けて欲しい!
そして、少尉と一緒にここでお茶して欲しい・・・
★
この大原美術館に併設されているカフェは、1959年から営業という老舗。
美術館に展示されている絵画、「受胎告知」の作者エルグレコから名づけられたそう。
店内は、ご覧の通り、外観からの妄想を裏切らない、クラシックな佇まいです。
升目の竿ぶち天井、板張りの床。
窓も天井もついたても、格子のデザインが古風で素敵です。
特に窓枠には本物のクラシックにしか出せないオーラを感じます。
この、古い大学の校舎の窓みたいな、上げ下げする窓!
そして窓の外の蔦を通して太陽の光が差し込み・・・輝くばかりのグリーン!
#各テーブルの上には生花がさりげなく飾られているところも、素敵です。
外の蔦のグリーンとコーディネートされているのか、テーブルの上のガラスのシュガー入れが、グリーンのガラスで、そのハーモニーが美しくて。
店主のセンスの良さに、感謝したい。
ちなみに、日曜日に尾道で食べまくって来た後、17時閉店前の滑り込みで来店。
なぜなら、月曜日は美術館もカフェも休館日だから。
コーヒーだけのつもりが、つい、レアチーズケーキを頼んでしまったという流れ。
「カステイラ」という表記も、ツボです。
お食事メニューはありませんでした。
ちなみに、店内はやはり、年齢高めの乙女でいっぱいで、平均年齢40歳くらいかと思います。
また、お一人様もちらほら見かけましたが、人気店ゆえお一人様は長テーブルの相席となる可能性が高く、ちょっと落ち着かないかもしれません。
訪問時は雨でしたが、翌朝の美術館休館日かつエルグレコお休みの月曜、改めて訪れて写真に撮りました。
ちなみに、倉敷美観地区は、月曜日に訪れてはいけません。
かなりの施設や飲食店が、月曜日お休みしているから。火曜日も準危険日。
観光地はやはり、金土日に訪れるのが妥当ですね。