先日はミロンガヌオーバでビールとおしゃべりを愉しんだばかりですが、再び神保町にご縁があったので、老舗中の老舗喫茶店、1949年オープンのラドリオにお邪魔しました。
ミロンガヌオーバのはす向かいくらいにあるんです。
この近さ、醸し出す昭和な雰囲気、行きたくなるに決まってるじゃないですか。
時間が止まったような昭和な店内
ということで、今回は神保町で用事を終えた平日の昼下がり。
この佇まいがたまりません。
こんにちは・・・あ、空気が止まってる(笑)
多分、昭和でストップしてる、時の流れが。
ここでは時間がゆっくりと進んでいます・・・入ってすぐはちょっと緊張するんですけど、少しずつ自分がこの空気と時間に埋没していくような。
そして、どこを切り取っても、雑多なコーナーも絵になります。
常連さんの贈り物も入っているであろう、沢山の不思議な置物。
この席は、本郷さんという方の指定席なのかしら・・・なぜか壁にネームプレートが貼ってあります。
この、複雑に入り組んだ、梁や柱、造作物・・・秘密結社の基地のような。
あ、こっちの壁にもネームプレートっぽいのがある(笑)
そして、煙モクモクです。
タバコが苦手な方には決しておすすめしません。
メニュー~ランチセットは17時まで~
チキンカレーとナポリタンのランチが、サラリーマンの皆さまに人気だそう。
ラドリオ名物「ウインナーコーヒー」+ケーキ
ラドリオの名物は、なんと言ってもこの「ウインナーコーヒー」です。
日本で初めてウインナーコーヒーを提供したのがこのお店、と言うからには、オーダーしないではいられません。
絞り出された生クリームはわりと甘いので、お砂糖は不要。
ケーキセット670円+税。
ケーキは日替わりのようで、3種類の中からクランベリーケーキを選びました。
しっとり、どっしり、そして生クリーム(こちらはお砂糖控えめだったように感じました。使い分けているのかしら。)たっぷりで、美味しゅうございました。
ラドリオかわら版!
かわら版が発行されていました、第104号ですって!
小中学校でこういう「学級新聞」が配られましたよね、手書きで、懐かしい。
こんなカワイイイラストまで!
あくせく生きてる自分を、強制休憩させてくれるような、そんな空間でした。
ミロンガヌオーバとラドリオ
ミロンガヌオーバの店員さんが、ラドリオ(近くの喫茶店と話していたので多分そうかと)とオーナーが一緒で・・・というお話をされていました。
ミロンガヌオーバの店長さんは、ラドリオで働いていた方だとか。
(ネット情報ですが:炭火焙煎の珈琲とタンゴで哀愁に浸る。東京唯一のタンゴ喫茶、『ミロンガ・ヌオーバ』)
ラドリオも、ミロンガヌオーバも、対応してくださったお若い店員さんは皆、激しく感じが良く、親切で、そして素朴な雰囲気を持つ素敵な方ばかりでした。
採用方針なのでしょうか?
それとも、この二つのお店の雰囲気が、そういった素敵な方々を引き寄せるのでしょうか?
どちらのお店に行っても快適な滞在になること請け合いです。
(ラドリオはたばこ注意・ミロンガはきっちり分煙)